学習院さくらアカデミー

安倍能成(1883～1966)は、敗戦後の混乱期に学習院長に就任し、私立学校として再出発したばかりの学校経営に苦心を重ね、学習院大学の開学と発展に尽力しました。「個人と自由」を追究する哲学者であるとともに、戦後教育改革や平和運動などにおいても欠かすことのできない存在感を発揮しています。学生生徒には情熱を以て接し、「正直であること」の大切さを説き続けました。本講座では資料や写真を紹介しながら、今、安倍能成の人物像を見直すことの意義を考えます。