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【034】西洋美術の文法入門第3部―名作に見る西洋絵画の流れ:総合篇
2011年春
講座番号 | 034 |
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開催日 | 2011/05/18 ~ 2011/07/06 |
曜日 | 水 |
時間 | 18:45 ~ 20:15 |
回数 | 全8回 |
定員 | 50名 |
最少催行人数 | 8名 |
受講料 | 24,000円 |
教材費(全員対象) |
講座詳細
2010年春期講座から始まった4期連続の講座「西洋美術の文法入門」の第3期目です。
第1期:基礎篇、第2期:歴史篇を受けて、今期は、各回1点の作品を取り上げ、じっくり検討することを通して、西洋絵画の流れを見ていきます。取り上げる作品は、ルネサンス期から20世紀初めまで、いずれも時代を代表すると同時に、その後の美術の展開に重要な意味を持つ作品です。それら8点の作品は、イタリア、フランス、ネーデルラント、ドイツ、スペインなど、地域的な広がりを持つと共に、宗教画、肖像画、風俗画、風景画、静物画、さらには抽象絵画まで様々なジャンルをカヴァーしており、西洋絵画の全体像が見渡せるよう選ばれています。
第1期、第2期と聴いてこられた方には、それらの内容が実際の作品の詳しい分析・検討にどのように生かせるかという、実践篇のような意味を持ちますし、また、新たに今回の講座のみお聴きになる方にとっては、西洋絵画の総合的な見方を具体的な作品の解説を通して学ぶ機会となるでしょう。
注意事項
有川先生関連特別講座「S02名画に見る伝統と革新」もご参照ください。
講師
有川治男(アリカワハルオ) 学習院大学名誉教授
【プロフィール】
1979年東京大学大学院博士課程単位修得(美術史学)。在学中ミュンヘン大学留学。国立西洋美術館主任研究員をへて、1992年より学習院大学文学部助教授、96年より同教授。著書「カンディンスキー」「デューラー」「ベルリン美術館」など。近年の論文としては、ゴッホ、17世紀オランダ風景画について。学習院さくらアカデミー(旧・学習院生涯学習センター)では西洋美術の新しい見方全般について永年講座を担当している。
講座スケジュール
回 | 実施日 | 時間 | 講座内容 | 担当講師 |
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1 | 5/18(水) | 18:45~20:15 | ロヒール・ファン・デル・ウェイデン《十字架降下》 | 有川 治男 |
2 | 5/25(水) | 18:45~20:15 | ラファエルロ《聖シストの聖母子》 | 有川 治男 |
3 | 6/1(水) | 18:45~20:15 | ベラスケス《ラス・メニーナス》 | 有川 治男 |
4 | 6/8(水) | 18:45~20:15 | ライスダール《ヴェイク・ベイ・デュールステーデの風車》 | 有川 治男 |
5 | 6/15(水) | 18:45~20:15 | フラゴナール《ぶらんこ》 | 有川 治男 |
6 | 6/22(水) | 18:45~20:15 | スーラ《アニエールの水浴》 | 有川 治男 |
7 | 6/29(水) | 18:45~20:15 | ゴッホ《レモン、マルメロ、梨のある静物》 | 有川 治男 |
8 | 7/6(水) | 18:45~20:15 | カンディンスキー《コンポジションⅦ》 | 有川 治男 |